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情報システムとは、情報を適切に保存・管理・流通するための仕組み。通常、コンピュータとネットワーク、およびそれを制御するソフトウェア、その運用体制までを含んだものを指す。コンピュータを用いない「情報システム」は、言葉の意味として矛盾しているわけではないが、現代ではほとんどの場合、情報システムは「コンピュータシステム」と同義として用いられる。
コンピュータシステム(英: computer system)は、コンピュータを中心に組み上げられた、情報処理(入力・計算・加工・出力など)を行うためのシステム(機構)のことである。
広義には、個人用のコンピュータであるパーソナルコンピュータ (PC) も含まれるが、狭義には、企業内で業務用に使用される、大量データ用の処理システム(従来、コンピュータシステム、電子計算機システムなどといわれているもの)をいう。
コンピュータは、種種のハードウェアやソフトウェアなどを組み合わせて動作する。このため、コンピュータの動作に必要なもの(コンピュータの本体などを含む)を「複数の構成要素からなるシステム」として捉え、これらを一体的に扱って設計・運用・改善しようとする。
通例、コンピュータシステムには、構成要素としてハードウェアとソフトウェアが必ず含まれ、社会の情報化によって現代社会において、ルーターなどの通信機器などもコンピュータシステムの構成要素とされるようになってきている。
コンピュータシステムは、業務の高速化を目的に積極的な活用が行われており、情報システムの性能にも大きく関わっている。コンピュータシステムは、各種業務を行っている情報システムの基盤でもあり、一般の市民も利用する、銀行などの預貯金(勘定系)システム、列車や飛行機など交通機関の座席予約システム、図書館の蔵書の検索貸出システムなどの情報システムを円滑に動作させる上できわめて大きな位置を占めている。
21世紀の現代では、コンピュータシステムが社会基盤や経済活動、日常生活に深く関わっており、とりわけ銀行や証券会社など金融機関のコンピュータシステムの不具合が発生すると業務の停止・遅延などが生じるため、日常生活や経済活動に対する影響力も強い。

コンピュータ (computer) は、広義には計算機、狭義には計算開始後は人手を介さずに計算終了まで動作する電子式汎用計算機。理論的にはチューリングマシンと等価な汎用計算機を指す。日常的にはパーソナルコンピュータ(パソコン)を指して「コンピュータ」と呼ぶことも多い。機械式卓上計算機、電子式卓上計算機(電卓)については別項を参照のこと。
なお、新聞、雑誌、テレビなどでは「コンピューター」と長音符(伸ばし棒)付きで表記されるのが通常であり、2008年7月25日にソフトウェア最大手のマイクロソフトも同社のウェブサイトやWindows 7およびInternet Explorer 8以降の製品でもこの表記に統一することを発表した(プログラマ、プロセッサなど例外的に長音符なしで表記している単語もある)。
日本の法律上での呼称は「電子計算機」(でんしけいさんき、略称:電算機、電算)とされている。「電子頭脳」(でんしずのう、略称:電脳)という通称でも呼ばれる(人間の頭脳のアナロジーとして、またロボットの頭脳として捉えられることによる)。ただし、電子頭脳・電子計算機等は概念的にはコンピュータのごく一部であり、歴史的な、あるいは研究中のコンピュータには電子的でないものもある。また日本では昭和30年代のコンピュータの生産が行われた時代から「電子計算組織」とも呼ばれ昭和40年代前半頃まで使われた呼称であった。また21世紀を迎えても官公庁の公式文書である入札公告、条例などではこのように書かれることがある。
ハードウェアの構造からデジタルコンピュータとアナログコンピュータに大別されるが、現在使われているほとんどのコンピュータはデジタルコンピュータであり、単にコンピュータという場合はこちらを指すことが多い。
アナログコンピュータは、電気的現象・機械的現象・水圧現象を利用してある種の物理現象を表現し、問題を解くのに使われるコンピュータの一形態である。アナログコンピュータはある種の物理量を別の物理量で表し、それに数学的な関数を作用させる。入力の変化に対してほぼリアルタイムで出力が得られる特徴があり、各種シミュレーションなどに利用されたが、演算内容を変更するためには回路を変更する必要があり、得られる精度にも限界があるので、デジタルコンピュータの高速化に伴ってその役割を終えた。
対してデジタルコンピュータは、電気的現象・機械的現象を用いて作られた演算論理装置の組み合わせによって構成される。チャールズ・バベッジによって開発された解析機関では、階差機関が演算論理装置に相当し、解析機関がコンピュータに相当する。
オペレーティングシステム (Operating System, OS) は、コンピュータにおいて、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアであり、基本ソフトウェアの一種である。なお、OSのGUIフロントエンドであるオペレーティング環境についてもここで扱う。
広義のOSには、ウィンドウシステムやデータベース管理システム (DBMS) などのミドルウェア、ファイル管理ソフトウェアやエディタや各種設定ツールなどのユーティリティ(これらはいずれも基本ソフトウェア)、基本的なアプリケーションソフトウェア(ウェブブラウザや時計などのアクセサリ)を含むことがある。一般的に「オペレーティングシステム」という場合はこちらを指すことが多い。
現在に至る統合環境と平易なユーザインタフェースを意識する傾向は、Mac OSやMicrosoft Windowsの登場で鮮明となった。このため、Mac OS以降の近年のOSとMS-DOSなどの初期のOSは分けて扱われることが多い。
OSの中で、ハードウェアを直接管理操作するなどの最も中心的な機能の部分を、特にカーネルと呼んで分けることもある。この場合、カーネル以外の部分(シェルなど)はユーザーランドと呼ばれる。また、カーネルとユーザーランドではCPUモードやアドレス空間が異なっている。
オペレーティングシステムは完全な一般名詞だが、“OS”は本来IBMの商標である。